お知らせ

災害救護速報(3)
4/19
11:30
 熊本市河内公民館
12:10
 熊本市松尾西小学校
14:25
 上益城郡嘉島町役場
15:35
 上益城郡山都町役場

 上記それぞれの避難所を担当している職員から聞き取り調査を行い、状況の把握に努めたり、避難住民の診療にあたる。各避難所では日中、仕事や家の後始末でほとんど人はおらず、夜に余震が怖くて避難してくるという人が大半とのこと。巡回には大学生のボランティアも道路案内で同行。

19:00
 支部災対に戻り全体ミーティング。
        
 木戸主事は、支部災対要員として夜0時まで努め、この日の活動を終える予定。熊本県支部隣接の熊本赤十字病院で20時から翌朝8時までの支援にあたる齋藤医師と城野看護師以外は、明日の準備をしこの日の活動を終える予定。

4/20
8:00
 支部災対で全体ミーティング。熊本赤十字病院が今日から外来を受け付けるなど通常業務を開始したことや、避難所近くの医療機関も徐々に再開したこともあり、かかりつけ医への案内や特別に薬を出さなくて良いとの指示あり。終了後、白塚医師、勝木看護師長、井上助産師、大森薬剤師、西郡・鈴木両主事ら要員は熊本市北区へ向かう。木戸主事は、支部災対の支援要員に加わって活動。
9:47
 北区役所到着。巡回班全員で合同会議に出席。西里小学校、川上小学校、勤労青少年ホーム、高平台小学校、くまもと葬儀社を巡回しアセスメントする。
11:00
 くまもと葬儀社に到着。葬儀社にも数人避難しており、この時間には10数人、うち子供が半数おり、アセスメントを行う。11時半同地を出発。
11:45
 高平台小学校到着。教室や保健室などに約300人、体育館に50〜60人が避難。寝たきりの高齢者は保健室に寝かせ、全員で一人一人に声を掛けながらながらこころのケアを行う。DM(高血糖症)や透析には至っていないものの腎不全の方がBP(血圧)230あり体調不良を訴えていたため、かかりつけ医に案内する。
13:15
 西里小学校到着。夜は180人が避難しているものの、この時間は10数人であったが、うち2人が180の高血圧であったためかかりつけ医を案内する。この避難所を常駐している区役所職員らは、避難者の薬の使い方やない場合の方法など非常に心配していたため、大森薬剤師が丁寧に詳しく説明したことでとても安心され、薬剤師が巡回していることに「心強い」と感激していた。13時41分発。
13:55
 勤労青少年ホーム到着。夜は85人の避難者がいるものの館長の話では具合が悪くなれば近くの医療機関を進めたり、アレルギー対応も行うなど自主的な行動を促しており、医療救護的には特段問題なし。15分ほど滞在。
14:21
 川上小学校到着。医療救護面よりもオムツや体を拭くシートが足りない。ゴミ収集の問題を訴えられる。ただ、エコノミークラス症候群の周知がされておらず、要員らは注意を促す。その後、16時からの北区役所のミーティングに向かう。
16:00
 北区の各避難所のアセスメントを終え、ミーティングに出席。北区での赤十字の役割は終え、あとは国立病院機構が引き継ぐとのこと。17時すぎに出発。
19:00
支部災対に戻り全体ミーティング。明日は阿蘇市での活動となる。

 なお、熊本赤十字病院の医療支援を行った齋藤医師と城野看護師は、救急車受入など。エコノミー症候群、避難所での転倒骨折、心不全、肺炎、火傷、ストレスによる受診などを対応。
 また本日、熊本赤十字病院への看護師業務支援として4月25日から5月1日まで、福井赤十字病院の井口秀人看護係長を派遣することが決まる。

 
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北区役所でのミーティングの様子
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病院支援の様子

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